サウナや岩盤浴を備えた温浴施設「３７ＢＡＳＥ（ベース）」が１３日、南砺市岩屋（井波）にオープンする。燃料には解体作業で出る廃材や屋敷林の剪定（せんてい）枝のチップを活用する。８日は竣工（しゅんこう）式があり、工事関係者ら約６０人が憩いの場として親しまれることを期待した。

　解体業の昭信機工（同市岩屋、長谷学社長）が自社の敷地に整備した。鉄骨平屋建て延べ床面積約７００平方メートル。大浴場や岩盤浴、サウナ、レストランなどを整える。お湯を沸かすために「チップボイラー」を導入。剪定枝や木造住宅の廃材をチップに加工し、燃料として再利用する。施設名は３世代が集ってほしいとの願いと、七つある設備数にちなんだ。

　式で長谷社長は「地域に恩返しができればうれしい」とあいさつした。内覧会もあった。

　営業時間は午前９時～午後１１時。入浴料は平日７００円、土日祝８００円。年末年始以外、定休日はない。