展示された徳川秀忠の書状を見る来館者

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最高級和紙に墨書、高岡築城許す書状展示 高岡市立博物館、将軍秀忠から利長宛て

北日本新聞(2023年12月10日)

 徳川幕府2代将軍の徳川秀忠が、加賀前田家2代当主で高岡開町の祖、前田利長に高岡築城の許可を伝えた書状が9日、高岡市立博物館で公開された。京都市内の古美術店で見つかり、同館が10月に収蔵した。展示は来年2月12日まで。

 書状は高岡城が築かれた1609(慶長14)年の5月1日付とみられる。秀忠が利長の母、芳春院(まつ)に築城を許す旨を伝えたものの、利長には直接伝えていなかったため工事が始まっていないことを知り、「早々に開始を命じて結構」と許可する内容。最高級の和紙「大高檀紙(おおたかだんし)」に墨書され、縦45・1センチ、横61・5センチ。解説も併せて展示している。

 同館の仁ヶ竹亮介主幹は「築城の経緯を示し、高岡発祥の歴史を示す重要な史料」と話す。

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