イタセンパラの認知度を高めようと考案したどら焼きを手に持つ北野さん(右)と原田さん

イタセンパラの認知度を高めようと考案したどら焼きを手に持つ北野さん(右)と原田さん

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国天然記念物イタセンパラ どら焼きで発信 氷見高生が市内菓子店と協力、包装デザイン考案

北日本新聞(2023年12月12日)

 富山県立氷見高校の2年生8人が、氷見市内の老舗菓子店と協力して、市内に生息する国天然記念物の淡水魚イタセンパラの焼き印付きのどら焼き「板鮮腹(イタセンパラ)の夢」を作った。商品の包装デザインは生徒が考え、イタセンパラの生態や特徴を盛り込んだ。11日販売が始まった。

 同校は地域協働学習「シチズンシップ」の一環で、2年生がチームに分かれてさまざまな分野の地域課題の解決に取り組んでいる。8人は、ひみラボ水族館に訪れるなど絶滅危惧種のイタセンパラについて学習。保護の輪を広げるために、お菓子で認知度を高めようと考えた。

 協力したのは「山岸ちまき本舗」(同市十二町)で、どら焼きは店の人気商品。焼き印は新たに製作した。パッケージは産卵期シーンと、かわいらしいイラスト風の2種類を用意した。1個130円(税抜き)。

 北野伯篤さん(17)と原田怜明さん(17)が店を訪れ、手作りのポップを持参した。北野さんは「自分たちが工夫した包装。手に取ってほしい」、原田さんは「これを機に他県の人にもイタセンパラについて知ってもらえたら」と期待した。

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