福井県大野市の九頭竜スキー場で21日、安全祈願祭が営まれ、シーズン中の無事故と安定した降雪を祈った。中部縦貫自動車道九頭竜インターチェンジ(IC)がスキー場近くに開通したこともあり、関係者は例年を上回るにぎわいを期待した。
石山志保市長や指定管理者の森山観光の三輪欣也社長、市観光協会、県スキー連盟などの関係者約20人が出席。三輪社長はあいさつで九頭竜ICの開通に触れ「スキー場まで2・5キロ、車で5分とアクセスがよくなった。一人でも多く和泉地区にお越しいただけるよう努力したい」と述べた。
ゲレンデには同自動車道整備に伴う残土で、片斜面だったコースを正斜面に整えたほか、新たなバンクも造った。積雪40~50センチとなり次第圧雪し、約20センチの下地をつくり年末年始のオープンを目指す。
同スキー場は7コースあり最長滑走距離は千メートル。家族連れに人気があるほか、小中学生がスキー授業で訪れる。