香福茸の目ぞろえ会で規格ごとに選別する関係者=12月21日、福井県越前市の武生青果

香福茸の目ぞろえ会で規格ごとに選別する関係者=12月21日、福井県越前市の武生青果

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香り高く肉厚な「香福茸」きょう初競り 越前市、生産者ら選別

福井新聞(2023年12月22日)

 福井県産のジャンボシイタケ「香福茸(こうふくだけ)」の目ぞろえ会が12月21日、越前市の武生青果で開かれた。生産者ら約30人が出荷基準や販売方針について確認した後、規格ごとに次々と選別していった。初競りは22日に行われ、来年3月末まで出荷される。

 香福茸は、香り高く肉厚な点が特長の原木シイタケの高級ブランド。▽かさの直径8センチ以上▽肉の厚さ3センチ以上▽かさの内側への巻き込み1センチ以上-の基準をクリアし、中でも傷がなくかさの裏のひだに変色ないなどの細かな基準を満たした最高級の品だけが香福茸に認定される。ほかに「銀」「姫」の2規格が設けられている。

 目ぞろえ会には、県内11農家が丹精込めて栽培した品が持ち込まれ、同青果職員が三つの基準を確認し規格ごとに仕分けた後、生産者たちが一つずつじっくりと吟味した。

 県によると、この日は香福茸12個、銀63個、姫239個だった。生産者でつくる県しいたけ生産連絡協議会・香福茸生産部会の会長は「今年は昨年の生産量210キロを上回る300キロを目指していきたい」と話していた。

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