各店舗に置かれる九谷焼の猿=小松市本折町

各店舗に置かれる九谷焼の猿=小松市本折町

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九谷五彩の「招き猿」 店頭に「神猿詣」の置物  小松表参道本折商店会 本折日吉神社と連携、誘客

北國新聞(2023年12月22日)

 来年3月の北陸新幹線小松駅開業を控え、小松表参道本折商店会(小松市)は地元の本折日吉神社と連携し、九谷焼の猿の置物を各店舗に飾り始めた。神社では願いを託した猿の置物を奉納してもらう「神猿詣(まさるもうで)」を行っており、色鮮やかで縁起の良い「招き猿」が商店街を訪れる客を出迎える。

 本折日吉神社や真宗大谷派本光寺がある本折町の小松表参道本折商店会には25店舗が加盟している。高さ約13センチの猿の置物を各店1個ずつ、ショーウインドーなどの目立つ場所に置き、各店は口コミやSNS(交流サイト)で話題が広がるように工夫する。

 猿は本折日吉神社の神の使いとされ、神猿詣は若手九谷焼作家や窯元などでつくる「こまつKUTANI未来のカタチ実行委員会」が神社とともに企画した。

 置物は九谷五彩の色別に、黄は商売繁盛、紫は良縁成就、緑は病気平癒、紺は交通安全、赤は開運必勝といった御利益を持たせた。境内に奉納して成就するとし、持ち帰ることもできる。

 商店会の岸幸志会長(45)によると、各店は希望する色の置物を選んでいるが、やはり商売繁盛の黄色が多い。岸会長は「どの店舗にも飾ってあると、観光客にも地元客にも目に留まる。お猿の町としてアピールしたい」と話した。

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