今シーズン収穫された南砺産ヤマブドウを使ったワイン「アッタラモンニ」が完成した。関係者が21日、市役所で田中幹夫市長に出来栄えを報告した。今年から南砺産ヤマブドウだけを原料に使用。ほどよい酸味で飲みやすい味わいになったという。
南砺市西太美地区(福光)の農事組合法人「医王の恵み」(堀郁夫代表理事)が8年前から、耕作放棄地を整備してヤマブドウを栽培。約1・5ヘクタールの畑にある270本の木から約1400キロを収穫した。
6年目になるワイン製造は、今年も福井県のワイナリーに委託し、約800本を醸造した。
同法人の山本隆一理事やワイン醸造を応援する「医王の恵み友の会」の川辺邦明会長らが市役所を訪問。川辺会長が「健康に良いと定期的に購入してくれる固定客も増えてきた」と喜んだ。
ワインは1本3630円。南砺市の嶋や酒店など県内6カ所で取り扱う。