米国発の会員制量販店「コストコ」の商品を取り扱う再販専門店「コストップ長野」が28日、長野市青木島町綱島にオープンした。同店によると、コストコの再販専門店は県内初。初日は大勢の買い物客が訪れ、特徴的な大型サイズの人気商品などを買い求めた。
店内の陳列棚や冷蔵庫には約500点の商品が並ぶ。菓子や日用品は内容量が多い商品が多く、カートを山積みにして買い物を楽しむ人が目立った。ピザやクロワッサン、マフィンといった人気商品を多くの人が手に取り、近くの竹内優さん(34)は「コストコの商品を近くで買えるのは便利」と喜んでいた。
店の駐車場は午前10時の開店時点で満車に。その後もひっきりなしに車が往来し、従業員は店内の混雑を避けるために整理券を配って対応した。特大ティラミスなど定番商品は午前中に完売。経営するサンスター(長野市)の斎藤圭司社長(54)は「とても補充が間に合わない。お客さまに喜んでもらっている」と手応えを話した。
再販専門店は最寄りのコストコ店舗で商品を仕入れて販売する業態で、コストップ長野は前橋市の店舗を仕入れ先としている。人件費や運送費を上乗せするため商品は通常より2割程度高いが、来店客はコストコの会員でなくても購入できる。