食肉卸の天狗乃肉林本店(富山県高岡市佐野)は、高岡のブランド牛「越中万葉牛」の肉と野菜やスパイスをふんだんに使ったオリジナルのレトルトカレーを発売した。越中万葉牛を広くPRする商品として売り込む。
同社は越中万葉牛を1頭買いで仕入れており、活用しにくい部位の肉を付加価値の高い商品にしようと、試作を重ねてレトルトカレーに仕上げた。商品名は「越中万葉牛 スパイスビーフカレー」。越中万葉牛のすね肉80グラムのほか、トマトをベースにした野菜の甘みと、独自に調合した17種類のスパイスをきかせ、こくとうまみが詰まったスパイシーなカレーに仕上げた。
林成興(しげおき)社長(47)は「試作を重ねて納得できる味になった。越中万葉牛を全国にPRするアイテムとして消費拡大につなげたい」と話している。
450グラム入り(2人前)で、1680円。同社の店頭で販売している。市内外の観光・宿泊施設に販路を広げるとともに、同市のふるさと納税の返礼品への採用も目指している。