福井県大野市のJR越前大野駅の待合室に、今年のえと「辰」と恐竜をモチーフにした金色のオブジェが飾られている。12月15日まで。
手がけたのは、福井市の川畑良輔さん。約20年にわたり越前海岸の漂着物などを利用し創作活動を続けており、昨年10月には大野の魅力を表現したオブジェを同駅に設置した。今回は昨秋の大野市の九頭竜紅葉まつりで配布されていた流木を「新年のお祝いに生かしたい」と、二つのオブジェを作った。
「かっこよく見えるよう何度も手直しした」という辰のオブジェは空に向かって飛ぶ竜をイメージ。幅約100センチ、奥行き、高さ30センチで、迫力が出るようたてがみに見立てた杉の枝を背中部分に付けるなどした。
恐竜のオブジェは幅50センチ、奥行き30センチ、高さ70センチでクジラの歯で鋭い牙や爪を表現した。「謹賀新年」と書いた木板なども飾り、自宅近くの竹などで作った門松も設置した。