JA能美寺井支店女性部の新聞バッグ作り(北國新聞社後援)は9日、能美市の同支店で行われ、女性部の22人が北國新聞のラッピング紙面を使ってバッグを完成させた。参加者は能登半島地震の被災地を元気づけようと「がんばろう珠洲」と書かれたカラー紙面が表面に入るようバッグを仕上げ、早期の復旧復興へ思いを寄せた。
趣味でバッグを作る藤島美代子さん(64)=西二口町=が講師、田中真由美さん(60)=小杉町=がサポート役を務めた。参加者は九谷焼、県産フリージア「エアリーフローラ」、西田幾多郞記念哲学館が載った紙面を選んだ後、丁寧に畳んでのり付けし、持ち手を取り付けてバッグを完成させた。災害時に容器やトイレにも使える小物入れも作った。
会話を楽しみながらバッグ作りに励むメンバーも多く、女性部長の西田登喜子さん(77)は「こんな時だからこそ、親しい人たちとの語らいは元気をもらえる。バッグ作りをコミュニケーション手段として活用していきたい」と話した。