ラジオこまつ(76・6メガヘルツ)は、3月16日の北陸新幹線小松駅開業を記念して小松、能美両市の小学生向けにオリジナルファイルを作製した。東京―敦賀間の全駅名が一目で分かるよう、地図と共に記載してあり、ふるさと教育に活用してもらう。地元企業や団体の協力を得て全児童分として約8300枚を準備し、市教委を通じて両市の小学校と義務教育学校に配られる。
ファイルはA4判で、表面は東京から敦賀まで北陸新幹線の路線図と駅名を記した。新たに開業する金沢―敦賀間は赤い線で結び、小松駅は大きな赤い文字で際立たせた。裏面には全24駅に番号を割り当てて駅名や所在地をまとめ、駅名を覚えてもらえるよう工夫した。
ファイルには新幹線の営業用車両「W7系」の写真や、小松市イメージキャラクター「カブッキー」、能美市公式キャラクター「ひぽ能(の)ん」「ゆず美(み)ん」「ぽぽ能ん」をあしらった。IRいしかわ鉄道の公式マスコットキャラクター「あいまるくん」を配置し、IRいしかわ鉄道の駅名一覧も記した。
小松市教委の担当者は「小松駅開業は歴史的なイベントで、子どもたちの思い出にしてほしい。ファイルを通じて、親子で新幹線について語り合う機会になればうれしい」と期待した。