第22回なんと版画年賀状公募展が20日、南砺市の市福光美術館で始まった。今年のえとの「辰(たつ)」や富士山、正月の風景などを個性豊かに表現した力作が並んでいる。
福光地域ゆかりの板画家、棟方志功の作品を収蔵する同館が版画に親しんでもらおうと毎年開催。招待作品29点を加えた計569点を展示しており、木版やエッチングなど多彩な技法を使った作品がそろう。
この日は表彰式もあり、大賞に選ばれた笠井重光さん(長野県)、宮下愛理さん(氷見市南部中1)、山本一輝君(福光中部小6)らに表彰状と副賞が贈られた。
入賞作品の一部は、2月11日に道の駅福光周辺で行われる「南砺ふくみつ雪あかり祭り」で空に揚げる巨大紙風船のデザインに採用される。
会期は2月18日まで。観覧無料。北日本新聞社後援。