ツエーゲン金沢の新たな本拠となる金沢ゴーゴーカレースタジアムで21日、初の一般向け内覧会が行われた。観客席整備向けのクラウドファンディングで寄付した人が対象で、北陸初となるサッカー専用スタジアムの豪華さを体感した約600人は「早く応援に来たい。わくわくする」「ピッチが近く臨場感たっぷり。これなら1年でJ3優勝できる」とシーズン到来へ気持ちを高ぶらせていた。
午前と午後の部に分かれて実施された。午前の部は10時の開場前に50人以上が並び、急きょ15分前倒して行われた。参加者はピッチサイドを歩き、VIPラウンジ、畳やソファが整備された多彩なシートの座り心地を確かめ、ウオーミングアップエリアやロッカールームなども見学した。
試合で使うベンチに座って、Jリーガー気分で記念撮影する人も。長男が金沢学院大附属中サッカー部に所属している白山市の吉川とも子さん(49)は「J1のスタジアムより立派かも。いろんな席があってどのチケットを買うか迷う」と笑顔で話した。金沢市の作田陸飛君(11)は「VIP席がふわふわして最高だった」と声を弾ませた。
こけら落としとなる北國新聞・富山新聞スペシャルマッチ「ツエーゲン金沢VSカターレ富山」は2月18日に開催される。
クラウドファンディング寄付者向けの内覧会は24日、2月3日にも行われる。