多くの人でにぎわった勝山年の市=1月28日、福井県勝山市本町2丁目

多くの人でにぎわった勝山年の市=1月28日、福井県勝山市本町2丁目

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伝統逸品ずらり、年の市が活況 福井県勝山市、冬のにぎわい

福井新聞(2024年1月29日)

 福井県勝山市の冬の風物詩「勝山年の市」が1月28日、市中心部の本町通りで開かれた。寒空の下、木工品や伝統食など自慢の逸品を売る41の露店が並び、大勢の買い物客でにぎわった。

 約350メートルの通りには、まな板や越前打刃物、金物の生活用品をはじめ、かき餅や「鯖(さば)の熟(な)れ鮨(ず)し」など勝山の伝統食がずらり。寒さを吹き飛ばす呼び込みの声が飛び交う中、来場者はお目当ての商品を買い求めたり、店主との会話を楽しんだりしていた。

 同市北郷小3、6年生児童は、手作りのトートバッグや特産品「鮎(あゆ)の巻きずし」などを販売。熟練の技を持つ「むらの達人」のコーナーでは、ござ帽子の実演販売が行われた。

 年の市の始まりは1700年代中頃とされ、12月26日と1月26日に農家や山仕事の人らが店を出し生活用品などを売っていた。現在は例年1月の最終日曜日に開催。新型コロナウイルス禍で中止が続き、昨年は3年ぶりに開かれた。

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