冬の福井県大野の城下町を光で彩る「結の故郷 越前おおの冬物語」は2月3日、同市の結ステーション周辺で開かれる。雪で作った灯籠が夜の城下町を照らし、越前大野城を背景に花火が打ち上げられる。
結ステーション周辺や七間通り、六間通りに設置した雪の灯籠約250基などに午後4時過ぎに明かりがともされ、会場一帯をやわらかな光で包み込む。花火は同7時から打ち上げられ、冬の夜空に約800発の大輪を咲かせる。大手門広場を有料エリアとし、ウッドキャンドルを設置。温まりながら花火観賞ができるスペースも設ける。
輝(きらり)センターでは地元の奥越太鼓保存会や音楽グループ「アバサケロウズ。」、ダンスグループなどが午後1時から同6時半までステージ発表する。同1時45分からは、越前大野城が雲海に浮かんだように見える「天空の城」の眺望が疑似体験できる仮想現実(VR)動画のお披露目があり、地元産品が当たるビンゴ大会などもある。
結ステーションでは午後1時~8時に温かい食べ物を販売する「冬のあったか市」があり、唐揚げやたこ焼き、コーヒーなどを提供するキッチンカーなどが並ぶ。雪のジャンボ滑り台や雪の遊び場も設置する。問い合わせは実行委(市観光協会)=電話0779(65)5521。