収穫される青々と育った勝山水菜=1月30日、福井県勝山市村岡町五本寺

収穫される青々と育った勝山水菜=1月30日、福井県勝山市村岡町五本寺

福井県 勝山・大野 特産

緑鮮やか、早春の味 伝統野菜「勝山水菜」が収穫期

福井新聞(2024年1月31日)

 福井県勝山市の伝統野菜「勝山水菜」が収穫期を迎えている。栽培農家は、早春の味を届けようと、雪が積もる畑で緑鮮やかな水菜の刈り取りに精を出す。

 勝山水菜は白い茎が特長で苦みが少ない。雪の下で越冬させることで甘みを蓄え、みずみずしさが人気。村岡地区と猪野瀬地区で栽培されている。

 村岡町五本寺の畑では勝山水菜の一つ、「郡(こおり)水菜」が青々と育つ。1月30日は青空が広がる中、弾性が1株ずつ丁寧に刈り取った。

 昨年10月に苗を植え、今月19日から収穫を始めた。暖冬の影響で生育がよく、甘みも十分という。弾性は「さまざまな味わい方ができるが、おひたしで食べるのが一番」と話していた。収穫は3月下旬まで続き、市内外へ出荷される。

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