立春の4日、長野市の善光寺大勧進ではロウバイの花がほころんでいた。曇り空で時折雪が舞う中、黄色い花からは甘い香りが漂い、一足早く春の訪れを感じさせていた。
境内にある4本のうち、紫雲閣南側の2本が咲いていた。参拝者たちは「あっ、ロウバイだ」「きれいね」と笑顔で見上げた。新潟県妙高市から訪れた70代男性は「きれいな花を見るとうれしくなる。この冬は日本全体で良くない出来事が続いたが、穏やかな春になってほしいね」と話していた。
大勧進事務局によると、花は今月半ばには見頃を迎え、3月半ばまで楽しめるという。