曽明漆器店の倉庫に眠る漆器の木地=福井県鯖江市西袋町(同社提供)

曽明漆器店の倉庫に眠る漆器の木地=福井県鯖江市西袋町(同社提供)

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漆器や木地の新古品お得に...2月10日に鯖江市の老舗が倉庫開放マーケット

福井新聞(2024年2月8日)

 福井県鯖江市西袋町の曽明漆器店は2月10日、自社倉庫を一般客に開放し、眠っている漆器や木地などを販売する「一期一会マーケット 倉庫編」を初開催する。

 鯖江、越前両市が本年度共同開催する「越前鯖江デザイン経営スクール」で、受講する若手デザイナーらと同社が共同で企画した。

 昨年創業100年を迎えた漆器店の倉庫には、長い歴史の中で廃番になった漆器や、未完成の木地などが大量に眠っているという。古いもので約50年前の漆器もあり、イベントではこれらを特価で販売する。

 店長によると、新品のまま販売機会を失ったデッドストック(新古品)を抱えている漆器店は少なくない。イベントとして販売することで、「産地の深い部分を知ってもらえるし、会社の経営改善にもつながる。捨てないことでエコにもなる」とし、新たな商機に期待を寄せている。

 午前10時~午後4時。問い合わせは曽明漆器店=電話0778(65)0071。

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