日本郵便北陸支社は2月22日から、福井県越前市ゆかりの紫式部が主人公のNHK大河ドラマ「光る君へ」にちなんだオリジナルフレーム切手「紫式部が暮らした越前市」を販売する。500シート限定。市内のゆかりのスポットの四季折々の風景を撮影した写真が使われている。
84円切手の10枚セットで、1シート1330円。市紫式部公園の式部像とともに、式部が生涯で唯一都を離れて越前国で暮らした歴史を紹介。切手には、同公園や紫ゆかりの館、本興寺、岡本神社・大瀧神社の写真を採用した。
嶺北の103の郵便局で取り扱うほか、市武生中央公園まさかりどんの館で23日にオープンする大河ドラマ館と併設の物販スペースでも販売する。
山田賢一市長への贈呈式が15日、市役所で行われ、日本郵便県中部地区連絡会の竹下雅裕地区統括局長が切手を手渡した。山田市長は「ドラマでも文(ふみ)で気持ちを伝える場面が描かれているように、文字文化のコミュニケーションを思い起こすきっかけにもなると思う」と感謝を述べた。