大和ハウス工業(大阪市)は19日、能美市福島町の産業団地「福島グランパーク」に進出し、スーパーやドラッグストアなどが入る複合商業施設を整備することを表明した。総投資額は約40億円で、2026年度中の開設を目指す。周辺に買い物施設が少ない「店舗空白地帯」で、幹線道路に近い交通アクセスの良さを生かし、近隣からの買い物需要の取り込みを図る。
同社が月内にも、県道加賀海浜産業道路に近い場所にある4万2070平方メートルの用地の取得契約を市土地開発公社と交わす。スーパーを核テナントとして、ドラッグストアや飲食店、物販店が集積した複合商業施設を整備する。
能美市役所で行われた表明式で、石野信治北陸支社長が「住民に喜ばれ、地域の活力になるような施設にしていきたい」と語った。井出敏朗市長は新たな雇用の創出にも期待感を示し「企業立地や移住定住の推進にも大きく寄与する。しっかり支援していく」と述べた。