5月4、5日に小松市で開催の第25回日本こども歌舞伎まつりin小松(北國新聞社特別協力)で、「勧進帳」を披露する同市の子供役者16人が25日、市役所でかつら合わせに臨み、本番へ表情を引き締めた。
かつらを手掛けるアート三川屋(東京)の3人が役者の頭にかつらをかぶせ、かつら内側の銅板を頭の形に合わせて調整した。弁慶役の松本莉子さん(月津小6年)は、姉の香穂さん(南部中3年)が3年前に同じ弁慶を務めており「お姉ちゃんを目標に立派な弁慶を演じたい」と意気込んだ。
初日に義経役を務める杉本凌太朗君(苗代小6年)は「義経っぽく見えるようしっかり動きたい」、千秋楽で義経を演じる中谷将隆君(今江小6年)は「義経らしい高い声が出せるよう頑張る」と話した。