砺波市美術館で、作家(左)の解説を聞く来場者

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作品通じ市民交流 砺波と安城(愛知)文化協会20回記念展

北日本新聞(2024年3月10日)

 砺波市美術協会の会員展と、同協会と安城文化協会(愛知県安城市)との第20回記念交流展が9日、砺波市美術館で始まった。両会員らの近作を中心に、地域をテーマに仕上げた作品を紹介している。31日まで。

 両市は2006年に災害時相互応援協定を締結。11年には市民交流協定を結び、文化振興を目的に市民レベルで交流を続けている。

 両会員らが日本画、洋画、彫刻、工芸、書、写真の6部門に計111点を出展。立山連峰などの豊かな自然を描いた洋画「春空の立山」や、能登半島地震による津波を報じる新聞にネコが寝転び、日常と、非日常の災害を対比させた日本画「BAKUSUI」などが目を引く。

 開会式で、宮崎悦郎砺波市美術協会長が「作家がどのようなことを訴えたいのか、思いを巡らせて作品を見てほしい」とあいさつした。出展作家による解説もあった。

 観覧無料。期間中の休館日は18、25日。北日本新聞社共催。

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