人気漫画「ゆるゆり」から派生し、今年公開されたアニメ映画「大室家」に、富山県高岡市内をモデルにした風景が登場している。この機会を地域活性化に生かそうと、市地域おこし協力隊員や市内外の飲食店の関係者らが「呉西地域コンテンツツーリズム協議会」を立ち上げた。16日から市内各地で「大室家」と高岡をPRするオリジナルカードを配布する。
映画は女子中学生の日常を描いた「ゆるゆり」(なもりさん作)の登場人物、大室櫻子とその姉妹に焦点を当てた作品。約40分ずつの2部作で、1作目は2月2日に公開された。2作目は6月下旬から上映する。
取り組みは「『大室家@高岡』お買い物キャンペーン」と題し、5月6日まで実施する。JRや万葉線などの公共交通機関を利用して訪れることができる高岡市内の施設や飲食店など11カ所で、「800円以上の購入」など各所で設けられた条件を満たすと、高岡大仏や雨晴海岸のほか、映画に登場するキャラクターが描かれたカードが配られる。
カードは10種類で、全ての種類を集めると高岡駅観光案内所でクリアファイルが贈呈される。
呉西地域コンテンツツーリズム協議会メンバーで市地域おこし協力隊員の加藤木守さん(41)は「キャンペーンを通して高岡の魅力を再発見してほしい。県西部全体の展開も視野に考えていきたい」と話している。問い合わせは同協議会事務局、電話0766(20)1139(平日)。