雪が残る斜面に咲くセツブンソウ

雪が残る斜面に咲くセツブンソウ

長野県 長野市周辺 花・紅葉

山あいに訪れる白い春、雪残る群生地に咲くセツブンソウ 千曲市

信濃毎日新聞(2024年3月16日)

 千曲市戸倉の「戸倉宿キティパーク」近くのセツブンソウ群生地で、落ち葉を押し分けて小さな花が顔をのぞかせている。北向きの斜面には雪が残るが、暖かな陽気に包まれた14日は、訪れた人が愛らしい姿をめでながらスマートフォンで写真に収めていた。

 群生地の広さは約1万8千平方メートル。白い花びらのように見えるのは「がく」だ。中野市から初めて見に来たという60代の女性は「小さくてかれんな花ですね。雪と一緒に見られてきれいです」と満足そうだった。

 住民有志の「戸倉セツブンソウを育てる会」によると、今年は断続的な降雪で1週間ほど生育が遅れている。例年通り2月下旬に開花したが、見頃は20日ごろになりそう。宮本章会長(79)は「春の妖精とも呼ばれる美しい花。元気よく雪の中から顔を上げる姿を多くの人に楽しんでほしい」と話している。

詳細情報

リンク
信濃毎日新聞デジタル https://www.shinmai.co.jp/news/article/CNTS2024031500978
今月のお得な国内ツアー びゅう

長野市周辺 ニュース