長野市信州新町竹房の「ろうかく梅園」で、梅の花が咲き始めている。青空が広がった１８日は白と濃いピンク色の花が共演。家族連れや写真愛好家らが訪れ、眺めたり写真を撮ったりしていた。

　犀川沿いの平地と斜面４ヘクタールほどに、白梅約８００本、紅梅約２００本が植わる。現在は三分咲きだが、園内には甘い香りが漂う。信州新町観光協会によると今年は例年より１週間早い２月下旬に開花。今月末に見頃を迎え、４月の第１週まで楽しめそうという。松本市から訪れた男性（７２）は「青空に赤と白の組み合わせが美しいですね」。

　地元の実行委員会が開く花祭り（今月２３日～４月７日）は今年で３０周年を迎える。２３日から２日間は枝の一部を無料配布し、３０日から２日間はコンサートなどステージイベントを行う。この４日間はいずれもジンギスカンのバーベキューセットを有料で貸し出す。