ラベルに紫色の越前和紙をあしらった純米吟醸酒「紫式部」=福井県越前市幸町の雲の井酒店

ラベルに紫色の越前和紙をあしらった純米吟醸酒「紫式部」=福井県越前市幸町の雲の井酒店

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紫ラベルの純米吟醸酒 雲の井酒店(越前市)が大河ちなみ発売

福井新聞(2024年4月5日)

 平安時代に越前国府があったとされる福井県越前市中心市街地の老舗酒販店「雲の井酒店」(幸町)が、国府で暮らした紫式部にちなんだ純米吟醸酒「紫式部」を発売した。ラベルに紫色の越前和紙を使い、土産品としてPRしている。

 NHK大河ドラマ「光る君へ」に合わせて地域を盛り上げようと企画。製造は吉田金右衛門商店(福井市)が担った。酒米は地元産の山田錦を使用。香りが高く、やや辛口のすっきりした味わい。720ミリリットル入りで1980円。店では無料で試飲もできる。

 同店は、越前国府の区画跡だった可能性がある溝が昨年度の発掘調査で見つかった本興寺から南に約200メートルに位置する。女将は「来店した人にゆかりの地へも立ち寄って、地元を楽しんでもらえるよう勧めていきたい」と話している。

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