射水市新湊地域の飲食店主らが21日、同市本町のクロスベイ新湊と内川沿いで、能登半島地震の復興支援イベント「内川楽市漁師町」を開く。飲食や物販、音楽など多彩な企画を用意し、「日本のベニス」とも称される内川沿いの活気を取り戻す足がかりにしたい考えだ。(堀佑太)
射水市中央町(新湊)のカフェ「内川茶房 月と兎(うさぎ)」の店主、秋生(あきう)智絵さんが企画した。震災の影響で内川周辺を散策する人が少なくなったとして、にぎわいをつくろうと仲間の飲食店主に協力を呼びかけた。2月に実行委員会を立ち上げ、準備を進めている。
飲食の20店が参加する。クロスベイ新湊にはキッチンカーや屋台が並び、内川沿いのカフェやバー、居酒屋などはそれぞれの店舗で営業する。音楽ライブでは音楽が趣味の店主らがギターの弾き語りを披露。食器や家具、雑貨などを販売する「レトロ市」はクロスベイ新湊2階で行われる。
新湊地域を運行する電気三輪自動車「べいぐるん」と電動カート「べいかーと」を20分間隔で走らせ、クロスベイ新湊と内川周辺を結ぶ。
イベントは昼の部が午前10時~午後3時。同3時以降は夜の部として各店舗が閉店時間まで営業する。
実行委員会長の秋生さんは「内川の魅力をたくさんの人に知ってもらい、何度も訪れてもらえるようにしたい」と話している。