砺波市林の新屋敷地区を流れる岸渡(がんど)川沿いで、地元住民が育てているシバザクラ約2万株が開花し、色鮮やかなピンク色の花が両岸計800メートルを彩っている。「新屋敷芝桜まつり」が20日から始まるのを前に、住民は19日、周辺にのぼり旗や案内看板を設置した。
まつりは、23日から同市で開幕する「2024となみチューリップフェア」の連携イベント。新屋敷岸渡川倶楽部(野澤敬(ひろし)代表)などが主催する。住民が2010年から植え始め、まつりは今年で10回目。今年の開花時期は平年並みで、見頃は5月5日ごろまで。
5回目からは菜の花も植え、2色に染まった景色を楽しめる。来年以降に「三重奏」を目指そうと、今年は右岸の一部に青色のネモフィラを試験的に植えた。野澤代表は「チューリップだけでなく、シバザクラやネモフィラなども見に来てほしい」と話した。
砺波市福祉センター北部苑の駐車場が利用でき、協力金は100円。会期中はシバザクラの苗も販売する。