越前国府の所在地特定に向けた発掘作業に取りかかるボランティア=5月14日、福井県越前市の本興寺

越前国府の所在地特定に向けた発掘作業に取りかかるボランティア=5月14日、福井県越前市の本興寺

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越前国府を探せ...2年目発掘調査スタート 越前市教委、遺構をARで再現

福井新聞(2024年5月15日)

 奈良・平安時代にあった越前国府の所在地を探る福井県越前市教委の「越前国府発掘プロジェクト」で、2年目となる発掘調査が5月14日、昨年に続き同市国府1丁目の本興寺で始まった。ボランティアら約20人が新たな遺構や出土品などを見つけるべく、本格的な発掘作業に取りかかった。調査は7月末ごろまで続く予定。

 本年度は、昨年度発掘が行われた現場東隣の約120平方メートルが対象。国府内の施設を区画していた可能性が高い平安時代前期の溝の延長部分とその方向を確かめる。

 この日、ボランティアらは約1メートルほど掘られた現場で作業した。早速、遺物の可能性がある物も見つかり、参加者たちは傷付けないよう注意しながら、くわなどで少しずつ掘り進めた。初めて参加する同市の女性は「かつて紫式部が暮らした越前国府の存在は市民の誇り。地道に作業に取り組みたい」と意気込んだ。

 発掘調査に当たり、澤崎秀之教育長は「皆さんの協力で新たな発見や貴重な品々が見つかるのではと期待している」と激励した。

 現場では、昨年調査し埋め戻した遺構がAR(拡張現実)で再現され、画像で確認できる。この日、スマートフォンで読み取るQRコード付きの看板もお披露目された。

 見学に訪れた人たちが早速、スマホをかざして発掘時の様子や、見つかった遺構などの解説文を見て楽しんでいた。

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