伝統の「さばすし」の仕込みをする城端魚商組合のメンバー

伝統の「さばすし」の仕込みをする城端魚商組合のメンバー

富山県 砺波・南砺・五箇山 祭り・催し

「さばすし味わって」 富山県南砺市の城端別院善徳寺、虫干法会へ漬け込み

北日本新聞(2024年5月27日)

 伝統の「さばすし」の漬け込みが26日、富山県南砺市の城端別院善徳寺で行われた。7月22~28日に同寺である虫干法会(むしぼしほうえ)で提供される。

 担当する城端魚商組合の5人が同寺境内の作業小屋で、四斗たると一斗たるの計5個の中に三枚におろしたサバ600匹分とコメ、塩、サンショウを重ねた。重しの石を載せ、約1カ月半かけて発酵させる。

 50年以上携わる南勝組合長(81)=同市城端(西上)=は「長年受け継いでいる作り方で塩加減がポイント。まろやかさを多くの人に味わってほしい」と話した。さばすしは、虫干法会の際に参拝者の昼食「お斎(とき)」に入れる。

えきねっと びゅう国内ツアー

砺波・南砺・五箇山 ニュース