10月5、6日に行われる被災地応援イベント「能登の国ジャーニーラン」に向け、運営に協力する地元ランナーが26日、コースの試走を始めた。全長148キロの長丁場の大会となるため、数区画ごとに試走を繰り返して道路の復旧状況を確認し、安全確保に努める。
ジャーニーランは旅のように長い距離を数日にわたって走る競技で、愛好者が増えている。
「能登の国ジャーニーラン」はNPO法人スポーツエイド・ジャパン(埼玉県)が主催。羽咋市を出発し志賀町、輪島市門前に北上、穴水町から七尾市、中能登町を通って羽咋市に戻るコースで行われる。試走初回は「能登の国ジャーニーランナーズクラブ」の3人が志賀町の巌門から穴水町の穴水駅までの53キロを走った。
松田和也さん(羽咋市)は「ランナーは昼夜問わず走るので路面の状態をしっかり確認したい。復旧状況によってはコースを変更する」と話した。飲料の自動販売機やトイレの場所なども確かめ、本番に備える。
出場ランナーの募集は28日に始まる。サイト「スポーツエントリー」で9月5日まで受け付ける。