7月28日に射水市海王町(新湊)の海王丸パークで開かれる「第58回富山新港花火大会」の実行委員会は30日、同市本町(同)のクロスベイ新湊で開き、有料観覧席を拡充して帆船(はんせん)海王丸の船上で観覧できるプランを用意することを決めた。
昨年は会場内の日本海交流センター屋上に有料観覧席を初めて設置。4人掛けのテーブル20セットを完売し、利用者の好評を得たことから増席を決めた。今年は同センター屋上に加え、新たに海王丸船上や桟橋、海沿いに計約400席を設ける。価格は未定。
花火は午後8時から40分間打ち上げる。フィナーレで尺玉10連発を初めて行う。新湊大橋から海面に向かって流れ落ちる「ナイアガラ花火」や水上スターマイン、水中尺玉も予定する。
有料観覧席の設置とナイアガラ花火の実施には市観光協会が採択を受けた観光庁の補助事業を活用する。
牧田和樹実行委員会長は「見に来た人に『来年も来よう』と思ってもらえる花火大会にしたい」とあいさつした。市や射水商工会議所、北日本新聞社などでつくる実行委員会主催。