石川県能登町、野々市市でジェラート店を展開する「マルガー」のジェラートマエストロ羽間辰彦さん(36)が、ジェラート職人の日本一を決める「ジェラートマエストロコンテスト」で優勝した。3回目の挑戦で栄冠を手にした羽間さんは「これからは世界を目標に腕を磨きたい」と意気込んだ。
大会は日本ジェラート協会が主催し、19日に千葉県で開催された。予選を通過した10人が「驚愕(きょうがく)のナッツジェラート」をテーマに、味やデザイン性、素材の使い方などで腕を競った。
羽間さんはイタリアの菓子「カッサータ」をイメージし、ピスタチオ、ヘーゼルナッツ、アーモンドと自家製のリコッタチーズを使った作品を仕上げ、ナッツ類と乳製品のバランスの良さなどが評価された。能登の塩など地元の素材も取り入れた。
羽間さんは一般審査員の投票でも1位を獲得し「一般の人から認めてもらえてうれしい。今後は日本のジェラートのレベル向上を目指したい」と話した。