1500枚限定で無料配布される吉川ナスの地域団体商標カード=5月31日、福井県鯖江市中野町のJA福井県丹南営農経済センター

1500枚限定で無料配布される吉川ナスの地域団体商標カード=5月31日、福井県鯖江市中野町のJA福井県丹南営農経済センター

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吉川ナスに限定カード 福井県鯖江市の伝統野菜、地団カード完成 限定1500枚配布

福井新聞(2024年6月3日)

 昨年4月、特許庁の地域団体商標に登録された福井県鯖江市の伝統野菜「吉川ナス」の地域団体商標カード(地団カード)ができた。丸々としたナスの写真と特徴などが掲載されている。6月1日から、同市道の駅西山公園で限定1500枚を無料配布する。

 地域団体商標制度は2006年、地域ブランドの保護などを目的に導入され、吉川ナスは県内で20番目の登録となった。制度の普及に向け、特許庁の外郭団体である工業所有権情報・研修館が19年度から地団カードを発行している。

 カードは縦9センチ、横6センチほどで、表面にソフトボール大の吉川ナスの写真を掲載。地元生産者でつくる鯖江市伝統野菜等栽培研究会が作った吉川ナスのリーフレットと同じカットを使った。裏面には、締まった肉質で煮崩れしにくいなどの特徴が記載されている。

 商標権はJA福井県が持っており、同JA丹南営農経済センター園芸振興課の青木幸夫課長は「吉川ナスを県内外の人に広く知ってほしい」と話している。

 今年の吉川ナスは6月7日に初出荷され、約5万個の収穫を見込んでいる。

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