富山県美術館で開催中の企画展「エッシャー 不思議のヒミツ」の観覧者が4日、2万人を超えた。節目の来場者となった高岡市の自営業、氷見一美(かずみ)さん(55)と大学生の紀乃(のりの)さん(26)の親子に記念品が贈られた。
同館でセレモニーがあり、沢井北日本新聞社執行役員事業局長が図録とオリジナルグッズを手渡した。一美さんは「エッシャーがどのようにだまし絵に興味を持ったのか知りたい」、紀乃さんは「らせん階段を描いた作品や、風景画が気になる」と話した。
同展はオランダの版画家、マウリッツ・コルネリス・エッシャーが手がけた約160点を紹介。錯覚を利用した「だまし絵」や初期の風景作品などを並べる。30日まで。水曜休館。県美術館と北日本新聞社でつくる実行委員会など主催。