フランス・パリで開催された「クラマスター日本酒コンクール2024」の結果が10日発表され、車多酒造(白山市)の「天狗舞 山廃仕込純米酒」が、「クラシック酛(もと)部門」のトップとなる審査員賞に選ばれた。同部門の中から、食とのペアリングを評価する特別賞「アリアンス ガストロノミー賞」も受けた。
特別賞の受賞は初めて。車多一成社長は「天狗舞は最高の食中酒を目指しているので、特別賞は光栄。代々受け継いできた天狗舞の山廃のうまさを世界に広く伝えたい」と受賞を喜んだ。
純米酒部門では、富美菊酒造(富山市)の「羽根屋 純米吟醸 富の香」が審査員賞を受けた。コンクールは6部門に計1223点が出品された。各部門のプラチナ賞に石川4点、富山3点、次点となる金賞には石川1点、富山2点が選ばれた。