福井県福井市特産の「金福すいか」と「銀福すいか」の目ぞろえ会が6月11日、同市白方町のJA福井県西部予冷施設で開かれた。同JAの職員らが農家に今年の栽培状況や出荷の注意点などを説明し、スイカの出来栄えをチェックした。
6月上旬から収穫が始まっており、今年は金福すいかは7千個、銀福すいかは2千個の出荷を目指す。11日から出荷が本格的にスタートし、6月下旬から7月上旬にかけてピークを迎える。
目ぞろえ会は同JAが開いた。職員が2023年の県内外の販売実績や、スイカにシールを貼る位置など出荷方法を解説した。また市園芸センター職員が金福すいかを試し切りし品質を検査。出荷基準は12・5度以上のところ糖度は14・1度あり、一口食べると「甘い」とうなっていた。
今年初出荷となる同センターのトレーニングファーム1期生で同市白方町の農家、田中さんは「人工授粉の仕方などを学び、生育の状態もつかめるようになってきた。金福すいかを知らない人にも届けたい」と話した。