スイカの名産地、松本市波田の松本ハイランド農協すいか共選所で13日、ハウス栽培のスイカの選果と出荷が始まった。今年は3月の低温で定植が若干遅れたが、4月下旬以降の日照量に恵まれて順調に育っているという。初日は農家2戸が計約千玉を持ち込み、つややかなスイカがずらりと並んだ。
検査員が1玉ずつ形や傷の有無などを確かめた後、選果機で大きさや重さ、糖度や中身の状態などを測定。品質や大きさごとに格付けされ、次々と箱詰めされた。同農協すいか部会の村山国宏副部会長(55)は「シャリシャリ感があって、甘くておいしいスイカになった。大勢の皆さんに食べていただきたい」と笑顔で話した。
ハウス栽培のスイカは同農協管内で約4千ケース(1ケース2玉入)を出荷し、7月上旬からは露地栽培の出荷が始まる予定。全体の出荷量は82万ケース、販売額は約26億円を見込んでいる。