全国で唯一、ショウガなどの香辛料の神をまつる波自加彌(はじかみ)神社(金沢市花園八幡町)が、15日の「はじかみ大祭」で同日限定の御朱印を授与する。ショウガをイメージした金色の紙に、切り絵で大祭の神事を描いたデザインで、無病息災の願いを込めた。
切り絵の御朱印には、釜で炊いた湯をまいて邪気を払う儀式「散湯(さんとう)の儀」に臨む神職を描いた。金字で神社名を記す手書きのデザインも準備し、葉ショウガを描いた特製印を押す。
祭りには全国の食品業者が集まり、参拝者はすりおろしたショウガ湯を飲んで1年の無病息災を祈る。田近規景禰宜(ねぎ)は能登半島地震に触れ「大変な年になったが、厄を払う祭りで、残りの半年を明るく過ごしてほしい」と話した。