収穫期を迎えている三里浜特産の「三年子ラッキョウ」=6月19日、福井県坂井市三国町米納津

収穫期を迎えている三里浜特産の「三年子ラッキョウ」=6月19日、福井県坂井市三国町米納津

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三年子ラッキョウ、形よし 福井県の三里浜で収穫期

福井新聞(2024年6月20日)

 福井県福井市と坂井市にまたがる三里浜で、特産「三年子(さんねんご)ラッキョウ」の収穫期を迎えている。1株からは、白く小粒でスマートな30粒ほどが掘り起こされ、「見た目にもおいしそうで形の良いものができている」と生産者は納得顔だ。

 繊維が細くシャキシャキした食感が特長の「三年子」は2022年9月に定植し、二度冬を越して育てられた。三里浜特産農協によると65人が8.5ヘクタールで栽培。収穫は6月10日に始まり、7月中旬までに例年並みの約150トンの収穫を予定している。

 坂井市三国町米納津の男性は、19日午前4時半から午後3時ごろまで、自宅近くの畑で約60キロを一人で手掘りし、専用鎌で軸や根を切り落としていった。「幅1.5センチほどがちょうど食べやすいサイズ。昨年、一昨年は出荷基準以下の細いものが多かったが、今年はいい」と表情は明るい。

 同農協で塩漬け加工され、10月以降に道の駅やスーパーなどで販売される。「道の駅みくに」では土がついた生の状態で販売している。

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