宝達志水町特産のスモモ(プラム)の出荷が23日、同町北川尻のJAはくい押水集出荷場で始まり、甘酸っぱい夏の味覚48キロが金沢市中央卸売市場に運ばれた。同JAによると、今年は梅雨入りが遅れるなどした影響で、実は例年よりやや小ぶりとなったが、甘みや色付きは十分という。
同町は県内唯一のスモモの産地で、同JAスモモ部会に加盟する10軒が約1・8ヘクタールの露地で生産している。初日は農家4人が代表的な品種「大石早生(おおいしわせ)(ハニーハート)」を持ち寄り、品質や等級別に選別した。
松井良久部会長(74)は「程よい甘みと酸味のバランスを楽しんでほしい」と話した。収穫は品種を替えながら8月上旬まで続き、計6トンの出荷を見込む。