会場を彩る美の作品群を鑑賞する来場者=小松市のサイエンスヒルズこまつ

会場を彩る美の作品群を鑑賞する来場者=小松市のサイエンスヒルズこまつ

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秀作群、小松で競演 現美巡回展が開幕

北國新聞(2024年6月28日)

  ●新幹線延伸後初 高架下施設にも作品

 第80回現代美術展小松展(一般財団法人石川県美術文化協会、北國新聞社、小松市など主催)は27日、同市のサイエンスヒルズこまつで開幕し、多くの来場者が文化土壌の厚みを感じ取った。北陸新幹線小松駅が開業して3カ月余り、「美術王国石川」を発信する最高峰の舞台に若手から重鎮作家までの秀作139点が集結。新幹線駅と高架下でつながる施設では地元作家の作品展が同時開催され、両会場を回遊する人も目立った。

 小松展には日本画15点、洋画37点、彫刻12点、工芸26点、書36点、写真13点が展示された。美術文化委嘱賞を受けた松永敏さん(小松市)の日本画「秋を解く」をはじめ、委嘱作品や入賞・入選作、昨年亡くなった文化勲章受章者大樋陶冶斎(とうやさい)さんの遺作も飾られ、訪れた人が目を凝らした。

 開場式では宮橋勝栄小松市長があいさつし、県美術文化協会の飛田秀一会長(北國新聞社名誉会長)のメッセージを西本東介北國新聞社事業局長が代読した。大場吉美県美文協理事長もあいさつし、新田寛之市議会議長、小松美術作家協会の中田一於会長が祝辞を述べ、テープカットした。

 金沢市で開かれた現代美術展の巡回展で、加賀、白山両市に続く開催となる。水墨画を描くという上田芳子さん(76)=能美市東任田町=は「受賞作の発想がすごいと感じた」と話し、今後予定されている能美での開催を心待ちにした。

  ●能登にエール、作品展同時開催

 小松駅高架下の小松市観光交流センター「Komatsu九(コマツナイン)」では、能登半島地震を受けて「エール(応援)」をテーマにした作品展が同時開催された。小松美術作家協会の16人が洋画、彫刻、工芸、書、写真の力作を寄せ、サイエンスヒルズこまつには市内中高生の32作品が展示された。

 7月7日までで、会期中は無休。時間は午前9時半~午後6時で、入場は午後5時半までとなる。入場料は一般500円、高校生以下無料。6月29、30日にギャラリートークが行われる。時間と解説者は次の通り。

 ◇29日▽午前9時半 中川宏治(写真)▽同10時 渡部順子(彫刻)▽同10時半 古澤洋子(日本画)◇30日▽午前9時半 川俣修子(洋画)▽同10時10分 村上祥赫(書)▽同10時50分 中田博士(工芸)

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