福井県永平寺町特産のスイートコーンが収穫期を迎え6月27日、同町のJA福井県永平寺支店特産加工施設で目ぞろえ会があった。町内の生産者やJA関係者らが出荷基準や糖度、重さなどを確認した。
同支店によると、今年は町内の約30人の生産者が糖度が20度に達し果物のように甘い「ドルチェドォーロ」と「ピクニックコーン」を28日から本格出荷。例年より多い計7万8500本の出荷を目指す。
目ぞろえ会には町スイートコーン生産部会の大西泰弘会長ら約30人が出席。県福井農林総合事務所やJA職員が生育状況や管理の注意点、出荷規格などを説明。「葉先は切り落とすように」などとはさみで実演しながら出荷時の注意点を伝えた。糖度測定もあり「十分な甘みがある」などと上々の出来に太鼓判を押した。大西会長は「5月の小雨など天候面で苦労が多かったが、生産者の努力でいい大きさ、甘さになった」と話した。
出荷のピークは7月上旬。6、7日には同町の道の駅「禅の里」とJA直売所「永平寺四季食彩館れんげの里」(坂井市)で収穫祭があり2日間で計2万本を販売する。両日とも午前9時からで売り切れ次第終了する。