荒天の中、室堂を目指す登山客=白山砂防新道黒ボコ岩

荒天の中、室堂を目指す登山客=白山砂防新道黒ボコ岩

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白山、1日夏山開き  荒天で宿泊キャンセル続々

北國新聞(2024年7月1日)

  ●高山植物は見頃
 夏山開きを翌日に控えた30日、白山は断続的に激しい風雨に見舞われ、登頂を断念する愛好家の姿が見られた。当初、103人の予約が入っていた白山室堂ビジターセンターでは、荒天のためキャンセルが相次ぎ、宿泊者数は19組55人にとどまった。

 濃い霧に覆われた登山道は視界が悪く、数メートル先も見通せない状況となった。登山者たちは水が川のように流れる中、歩みを進め、息を切らしながらセンターを目指した。

 センターには正午ごろから、登山者が続々と到着。一様に疲れ切った様子で、ずぶぬれの雨具をストーブで乾かし、ストーブの前で暖を取った。

 センターによると、室堂周辺の積雪量は例年並み。梅雨前の気温が高かったためか、雪解けが早かったとみられる。

 クロユリやハクサンコザクラなどの高山植物は例年より1、2週間早く開花し、既に見頃を迎えている。

 初めての白山登山に臨んだ大阪府東大阪市の会社員渡邊晃尚さん(49)は「景色を楽しめず残念だったが、他の登山者の人たちの優しさに触れられてよかった」と話した。

 この日は、主要登山道の別当出合で白山比咩神社の白山御安泰安全祈願祭が営まれ、関係者約20人が登山の無事を祈った。

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