思いやりをテーマにした音楽会が6月30日、福井県永平寺町松岡小体育館で開かれた。歌手の藤田恵美さん(ル・クプル)が歌声を披露し、来場者約250人が歌を楽しみながら思いやりについて考えた。
同町を中心に紙芝居や子ども食堂などの社会貢献活動を行っているNPO法人「かさじぞう」が、団体の活動を広く知ってもらうとともに、思いやりについて考えるきっかけにしてもらおうと企画した。
藤田さんは2008年、愛知県の小学生から集めたアンケートを基に「OMOIYARIのうた」を作った。その後、この歌を子どもたちと合唱する音楽会を各地で開いている。かさじぞうとは、14年から音楽会を通じた交流を続けている。
音楽会では、かさじぞうの活動紹介の後、藤田さんがヒット曲「ひだまりの詩」などを披露。「OMOIYARIのうた」もかさじぞうメンバーらと手話を交えながら合唱した。