福井県立一乗谷朝倉氏遺跡博物館(福井市)で7月13日から始まる特別展「戦国大名朝倉氏 武威の煌(きら)めき『蹴鞠(けまり)と庭が語る戦国』」(福井新聞社後援)の宣伝隊が7月4日、福井新聞社を訪れ、来場を呼びかけた。朝倉氏一族や家臣がたしなんだ蹴鞠、遺跡の多彩な庭園群などを通し、朝倉氏の文化水準の高さを紹介する。
北陸新幹線県内開業を記念した特別展の第3弾。5代当主朝倉義景の居館だった「朝倉館跡」にあったと推定される蹴鞠用の「鞠庭」に着目し、模型を使って広さなどを伝える。朝倉氏に蹴鞠を教えた公家の飛鳥井氏の「伝書」には、技や作法、表情など心構えが書かれている。
会場には約50点の史料が並び、清水邦夫館長は「子どもから大人まで、家族みんなで朝倉氏の文化に触れてほしい」とアピールした。
会期は9月1日まで。関連行事として7月27日にフリースタイルフットボールのステージ、同28日に蹴鞠の実演・体験会などがある。観覧料は一般1200円(70歳以上700円)、高校生800円、小中学生500円。