小松市の土居原ボンネット広場で7日、2013年から公開されているボンネット型の特急電車「クハ489―501」の見学者が累計で4万8900人となり、さいたま市から訪れた吉橋裕一さん(60)に節目の記念品が贈られた。
電車を管理する「ボンネット型特急電車保存会」(小松市)の岩谷淳平事務局長(48)が吉橋さんに、特急「白山」のヘッドマークのレプリカを手渡した。
岩谷事務局長によると、ボンネット型車両の展示は全国5カ所のみ。見学4回目の吉橋さんは「小学生のころに初めて乗った思い出の車両で懐かしい。良いタイミングで来られてラッキーだ」と笑顔を見せた。
岩谷事務局長は「北陸新幹線で強まった首都圏との縁を生かし、ボンネット型車両を幅広い人の記憶に残していきたい」と語った。