金沢市公設花き地方卸売市場で9日、正月向けの花や木を扱う「千両市」が開かれ、北陸三県の仲卸業者や小売店主約60人が縁起物のナンテンやセンリョウなどを品定めして次々と競り落とした。
徳島県産のナンテンや茨城県産のセンリョウ、宝達志水町産のヤナギなどが競りに掛けられ、市場内には威勢の良い掛け声が響いた。今年の取扱量は昨年より8千本少ない約9万本だった。品質や値段は平年並みで、競り落とされた花や木は、20日ごろから生花店などの店頭に並ぶ。
9日の石川県内は雨や曇りとなり、正午までの最高気温は金沢5・0度、輪島7・6度など平年を3~6度下回った。金沢地方気象台によると、10日の県内は晴れや曇りとなる見込み。