若狭の特産品を使い新商品開発に取り組む地元菓子店が、食品加工や販売の専門家らからアドバイスを受ける求評会が24日、小浜市遠敷のNOSAI福井若狭支所で開かれた。「若狭スイーツ」のブランドを確立し新たな販路開拓を図る。
県嶺南振興局が統一的な新商品で、若狭の特産品を県内外にPRしようと企画。昨年から、同市と若狭町の菓子店7店がウメやイチジク、ミディトマトなどを材料にしたスイーツ商品の開発に取り組んでいる。
求評会には各店が1、2品を出展。梅味のドーナツやあめ、ジャムを挟んだどら焼きやカステラなどが並んだ。県食品加工研究所の職員ら11人がブースを回り、試食しながら味や見栄え、食感などを評価した。
「ジャムと生地が合っている」「食べやすい」などと評価する声が多かった。一方で「差別化を図るためにストーリー性を持たせることが大切」と専門家ならではの指摘もあった。
菓子店は今月から5月ごろにかけて商品を完成させ、店や道の駅などで販売する予定。